初めての手術と入院

転職しても毎年受けていた健康診断で、何年も前から経過観察となっていた胆のうポリープが、ここ2回10mmを超えたこともあり、大きな病院で精密検査を受けました。 その結果、「切除してもいいかな」って反応で、もう少し様子を見てもいいし、手術でも良いと言う選択肢を与えられたのだが、10mmを超えると悪性になることもあるということもあり、切除することにしました。(10月頃)

特に症状が出ているわけでもなく、急ぎということもなかったので、先生のスケジュールと自分のスケジュールで1月に手術&入院することになり、無事退院してこのブログを書いている。

手術に向けて、CTとMRIも初めて経験することに。

CTは撮影する際に、造影剤を注射するけど、これが血液に入るとすごく熱く感じる。熱さが全身を伝わるのを感じつつ、血液ってこんな感じの速度で流れているんだなーと思っているうちに終了。

MRIは熱くなるような造影剤は無いけど、指示されながら呼吸を止めたり、腹を膨らませたりで30分ぐらいかかって、狭いところが苦手な人ならちょっときついかもしれない。

麻酔科医との面談もあり、手術の前ってやることがいっぱいなんだなと思った。

入院

1週間の海外出張の翌週が入院だったので、出張は長時間飛行機の中にいたりと、病気をもらわないように気をつけながら過ごした。

入院初日は10時半に病院へ。特に検査もなく、自覚症状もないしいつもの体調なので実に暇。そうだろうと思ってたので、ガジェットで遊んだり、仕事したりと一日を過ごす。夕食も食べれたけど、21時から食事&水分の制限が始まり、水分はOS-1しか取れない。しかも、よく朝6時までに1リットル飲み干す必要があり、夜中に何回もトイレに行く羽目に。。

食事は健康を考えられていると思われるような味付けで、考えてみると普段の食事がいかに味付けが濃かったり塩分が多いんだなということを考えさせられた。

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また今回は短期間だし、子供がお見舞いに来ることを考えると4人部屋ではなく個室を選んだ。費用は高くなるが、結果的に色々と気を使わないので余計なストレスがなく、快適に過ごせたので個室を選んで正解だった。とは言え、個室でもトイレがない一番安いのを選んだんだけど、結果的にはいい効果を生んだと思う。

手術

ドラマで見るように手術着を着てストレッチャーに乗せられて向かうのかと思いきや、手術着を着たら徒歩で向かうと言う流れでちょっと残念な気持ちに。

手術室も天井に研修医や医院長が覗き込むような窓がついているすごいところではなく、比較的地味な感じの部屋。 手術台の上で横になって、手術着を脱いで、酸素マスクを付けて、麻酔の前の薬を入れますと点滴を開始し数秒ぐらいで記憶が途切れた。

次に目をさますのは個室に戻ってきたあたりで、周りがバタバタしながら指に機械をつけたり、血圧測る機械付けられたりするところから目が覚める。 痛み止めの点滴も開始するが、やはりお腹周辺が痛い。特に痛かったのが尿道あたりで、尿意があったらそのまましてくださいと言われるんだけど、出ているのか出てないのか全くスッキリしないし、結構痛い。

術後

手術は午前で終わり、痛みを感じつつベッドでウトウトしながら、嫁さんに術後に取り出した胆嚢を先生が見せてくれて、「あれ、大きいポリープ無いね」な話がされたと聞く。(えっ、俺の胆のう無駄死に?)ポリープの代わりにマリモみたいのが有ったらしい。胆嚢石と呼ばれるもので、最後にくれたんだけど、そこそこな量だったので結果手術してよかったのかなと思います。

それにしても、手術前と大きく違い、手術後はお腹周りが痛くて、力を入れると余計に痛いから、体を起こすのも辛いぐらいでした。 お見舞いが15時からOKになるので、それに合わせて両親が来てくれました。その頃には少しは良くなって、色々と話しをしつつすごし、夕方には子供も来て特に問題なかったのを見せられてよかった。

みんなが帰ったあとあたりに、尿管に入れてた管を外したけど、思ったより長くてびっくり。変な違和感も取れたので早速トイレに行ってみたら、尿道が痛いのなんのってw。

この日は食事が出ず点滴のみで過ごすのだが、夜になって寝ようとするも腹痛と空腹で全く眠れず、人生初のナースコールも体験した。痛み止めの点滴を追加してもらい、やっと眠りについた。しかし、点滴のせいかトイレがメッチャ近くなり1時間おきぐらいに点滴を吊ってるやつを持ちながらトイレに行き、毎回尿道の激痛に耐えて朝を迎えた。

腹腔鏡の手術ということもあり、回復の速度は早く、翌日の昼には5分のお粥を食べ、夜はお粥、翌日には通常食に戻る感じです。オナラもでたし食欲もあり、傷の経過も良好ってことで、手術から2日後の今日に退院することになった。 痛いけど歩くの大事ということで、個室にトイレがなく強制的にトイレの度に歩く必要があったのも早い回復につながるのかなと思いました。

5分のお粥 f:id:sparkgene:20200123143919p:plain

お粥 f:id:sparkgene:20200123143935p:plain

退院朝の通常食 f:id:sparkgene:20200123143959p:plain

感想

手術をしないで済むならしない方が良いと思うけど、不安を抱えたまま暮らすのもアレだったので今回は手術を受けました。この判断が良かったのかどうかは数年数十年経たないとわからない。

お見舞いに来てくれた両親や、連日来てくれた嫁さんにも大変感謝です。 特に手術後は看護師さんの献身的な看護があって術後も安心して過ごせたのは、感謝の言葉しか無いです。

ちなみに、点滴の管って、先っぽが注射針なのかと思ったら、ゴムの管みたいな長いやつが血管に入っててびっくりしました。尿管の管も大きさにびっくりしたりと、そういった想像してたのと違うって話を看護師さんとしながら、医療ドラマを見ているだけでは知らなかったことを色々と経験できたのも良かったと思います。

期待していた入院によるダイエットですが、入院前から1kgしか減っておらず、出張で増えた分が戻ったぐらいですごく残念。。

4日間お世話になった個室 f:id:sparkgene:20200123144031p:plain