Kinectハッカソンに参加してきました
この前は、「Kinect(など)ハッカソン Vol.3」に参加してきました。
午前中はハンズオンってことで、@kaorun55さんによるKinectのお話などを聞きました。
自分が買ったのはXBox用のKinectセンサーですが、これは商用利用が禁止されているもの。
(と言うか、これしか知らなかった)
- 出版社/メーカー: 日本マイクロソフト
- 発売日: 2010/11/20
- メディア: Video Game
- 購入: 21人 クリック: 872回
- この商品を含むブログ (133件) を見る
これとは別でASUSが販売している「Xtion PRO」というのもあり、中身のセンサー類はXBox用とほとんど同じで、一部の機能がないだけとのこと。
そして、一番の違いは商用利用が可能であることと、MSのKinectSDKは使えない。
(詳しくはこちらの記事)
12月現在、Xtion PROはMSのKinectセンサーより8千円ほど高いので、勉強程度で遊びたいなら、MS版で十分でしょう。
けど、Xtion PROはUSBだけで駆動することが可能なので、サイズがかなりコンパクト。
AC電源を必要としないので、ちょっとうらやましい。。
ASUS TeK 開発者向けモーションキャプチャデバイス/Xtion PRO XTION/PRO/B/U
- 出版社/メーカー: ASUSTek
- メディア: Personal Computers
- 購入: 1人 クリック: 43回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
午後は自分が作りたいものを作ろうってことだったのですが、分からない事だらけだったので、まずはサンプルをイジってました。
使ったサンプルはNISimpleViewerです。
(サンプルはインストールしたOpenNIの中にあります。 〜/OpenNI/Samples/NiSimpleViewer)
手順としては、
XCodeを開いて新規のプロジェクトを作成します。
利用するプロジェクトのテンプレートは、Mac OS X > Application > Command Line Tool です。
適当にプロダクト名を入力して、保存先を指定します。
次にBuild Settings の編集です
・ヘッダーの追加。
Search Paths > Header Search Paths に
/usr/includes/ni/ (OpenNIのヘッダー)
/usr/includes/nite/ (Niteのヘッダー)
を指定します。
(それぞれインストール時に設定した実際のパスを指定)
・ライブラリの指定。
Linking > Other Linker Flags に
/usr/lib/libOpenNI.dylib (OpenNIのライブラリ)
/usr/lib/libXnVNite_1_4_1.dylib (Niteのライブラリー)
を指定します。
(それぞれインストール時に設定した実際のパスを指定)
次はBuild phases の編集です。
このサンプルでは、
・OpenGL
・GLUT
を使いますので、それぞれをプロジェクトに追加します。
Kinectセンサーの何を利用するかを指定するためのXMLがあるのですが、それをコピーします。
コピーするファイルは、〜/OpenNI/Data/SampleConfig.xml です。
これを、プロジェクト直下に置きます。
続けて、
NiSimpleViewer/GL
NiSimpleViewer/glh
もプロジェクト内にコピーします。
最後に、NiSimpleViewer/NiSimpleViewer.cpp の中身を main.cpp にコピペします。
後は、ビルドして、エラーが出なければOKです。
実行した結果はこちら。
なんだか、kinectの勉強だけではなく、OpenCV、OpenGLの勉強も必要で、未知の領域なだけに時間がかかりそう(汗)