最近Amazon Alexa界隈で起きたこと(1/30〜2/28)
前回の記事から1ヶ月経って、Amazon Alexa界隈で何が起きたでしょうか。
今年に入ってからAlexa関連の日本語記事が一気に増えてきたように感じます。CESですごく話題になったので、それで一気に広がってきた感じですかね。 そんなわけで、今回は国内の記事を中心に紹介していこうと思います。
目次
現時点のSkill数(US)
ついにSkill数が1万を超えました!!
[1/31] Starbucks、iOSアプリとAmazon Alexaでの音声オーダーを可能に
Alexaを介してスターバックスでいつも飲んでいるコーヒーを注文できるようになるみたいです。(先行ユーザーはもう利用できるとか)
[2/1] やって覚えるAmazon Alexa
クラスメソッド株式会社のブログでAlexaの連載がスタートしています! 非常にわかり易い内容で、さすがのクオリティーという感じです。ゼロから始める場合は、この連載を読むだけでかなり理解できるのではないかと思います。
[2/6] みずほフィナンシャルグループがAPIを中心に展開するFinTech最新事例――Amazon Echo、Soracom、LINE、Facebook、マネーフォワード、freee (½)
記事の中ではあまり書かれていないですが、みずほは去年シリコンバレーでAmazon Echoを使った実験を行っていました。 シリコンバレーでAI活用の実証実験--みずほ銀行がISID、NRIと連携 - ZDNet Japan 実際にスマフォのアプリとAlexaを連携して、残高照会ができるSkillを作ったりしたそうです。
このように国内でも実際にSkillを作成している会社も出てきており、WordPressのホスティングサービスであるAMIMOTOを提供しているDigital Cube社は、かなり初期の頃からAlexaを使って商品の説明をするAMIMOTO Ninjaをリリースしています。
WordCamp EU 2016にAlexa AMIMOTO Ninja参上! | 超高速 WordPress AMI AMIMOTO
Alexaはまだ日本語には対応していませんが、早い段階から触っている会社は実際にAlexaが日本に来た時に、大きなアドバンテージを持つことになるかなと思います。
[2/7] Amazon、音声アシスタント「Alexa」の言語サービスを英国とドイツに拡大
Amazon EchoやAlexa Skills Kitはすでにイギリスとドイツに対応していますが、音声認識部分であるAlexa Voice Serviceはまだ対応していませんでした。しかし、AVSもいよいよイギリス、ドイツ語に対応することとなりました。
さっそく、ブラウザでAVSが利用できるechosimもすでに対応しています。
AVSがイギリス、ドイツ語に対応したわけですが、実はまだ対応していいない機能(kindleの読み上げとか)もあります。
Alexa Voice Service for the United Kingdom and Germany
日本に入ってくるときもこんな感じで段階的に入ってくるのかな?
[2/17] Google Homeで、Amazon Alexaのように音声ショッピングができるようになった
Google Homeでも喋ることで買い物ができるようになったとのことです。 Amazon Freshに似たサービスである、Google Expressを利用して買い物ができるようで、Amazonとの戦いが激しくなってきた感がありますね。Amazon FreshもGoogle Expressも、まだ日本では提供されていないサービスなので、国内だと先に対応したほうが意外ヒットするかもしれないですね。
[2/17] Amazon Echoは 「ショッピング向きではない」と語るベゾスの発言は “今のところ” たぶん正しい
前に出た記事だと、Echoは音楽の再生に適していると語りましたが、今回は買い物に適さないとという話。 確かに、明確に商品が決まっている状態では、「〜〜を買って」って買えますが、実際に「iPhoneの充電ケーブルを買いたい」といったシチュエーションでは、見た目や、値段など幾つかの選択肢から実際に買うものを選ぶ事が多いと思います。 音声だけでは、いくつも出てくるような選択肢の中からほしいものを選ぶのは、なかなか難しいです。ブラウザなら、気に入ったものを別のタブで開いておいたり、ブラウザバックでさっきのページに戻って商品を見るといったことがやりやすいですが、これを音声のみでやるのはしんどいですね。 そこで、ディスプレイも持ったAlexaが出てくると、そのあたりのUIの問題も改善されそうなので、早いとこディスプレイ付きのEchoが出てこないかな〜と思います。
[2/21] Amazonショッピングアプリが「音声検索」の提供を開始――ブランド名やカテゴリ名、複数キーワードにも対応
Amazonのアプリが音声による検索に対応したそうです。 実際に使ってみると、「ドラえもん」とか一般的というか、名詞だったり分かりやすい単語は高い精度で認識してくれますが、「海底鬼岩城」みたいな一般的ではないような単語だと「快適頑丈」と認識されてしまい、日本語の難しさが出ているかなという印象。 しかし、Amazon Pollyのtext to speechもあるし、このように音声認識の機能も出てきたということで、Alexaの日本語対応が少しづつ進んでいるのではないかと、非常に楽しみになってきますね。
[2/21] 最新世代のFire TV Stickが国内で販売
https://www.amazon.co.jp/dp/B01ETRGGYI/
アメリカで販売されているこの世代のFire TVはAlexaに対応しています。リモコンに向かって「Alexa,〜〜」って話しかけると、テレビの画面にカードが表示されます。 Amazon Tapがアップデートでウェイクワードに対応したということを考えると、Alexaが日本語対応したらこのFire TVもアップデートでAlexaの利用がenableになり、使えるようになるんじゃないかと期待してしまいますね! なので、さっそく購入予約しておきました。
[2/24] 一周回ってイエ電復活。Google HomeとAmazon Echoに通話機能が追加されるかも
どうなんだろう。。 一人暮らしなら気にならないかもしれないが、要は電話を常にスピーカーモードにして喋るってことになるので、実際に対応したとしてもそんなにニーズはあるのかな?と思ってしまう。
[2/25] Amazon Alexaのスキルが1万を突破ーー人気トップ10のスキルとは?
いよいよスキル数が1万を超えましたね! 日本に導入されたら、どんなSkillが人気になるか気になりますね。 Dittyあたりは、日本語版がでても人気がありそうですね。 今日はなんの日?みたいなのも人気が出そうです。 3番目のNick Schwabさんが作成した環境音のも聞いたことありますが、癒やし感があっていいですね。 Nick SchwabさんはAlexaのSlackでもよく発言しているのを見かけます。
[2/27] 音声アシスタント「Alexa」が注目を浴びる理由とは?
「Amazonが音声認識におけるOSとでも呼ぶべきプラットフォームを完成させつつある」この通りかなと思います。 国内でどんなふうに流行るかはわかりませんが、海外のようにスマートホームのインターフェイスとしての利用を促進するかもしれないですね。 今のスマートホームはアプリを操作する方法が多いですが、正直それなら壁のスイッチ押したほうが早い。音声での操作はすごく自然なので、個人的には期待しています。
[2/27] 音声認識の覇権を握る「Amazon Alexa」、逆転の余地はまだある?
記事にかかれているオフラインの処理はものすごく欲しい機能ですね。 AVSがローカルのコマンドを叩ける様になると、ネットワークを経由しなくても良くなるので、これは欲しいです。 lambdaがエッジに対応したので、Alexaがそのエッジファンクションを呼べるようになったら、色々と解決するのかもしれない。
あとがき
今回は日本語の記事多めで紹介しました。 Alexa関連をブログに書き始めた数ヶ月前とは比べ物にならないぐらい、日本でもニュースで見かけるようになりました。 あとは、実際に日本に来るのを待つだけですね。